オプシルAステリル点眼液

アレルギーによる各種症状に対して使われます。具体的には目のかゆみや赤み、充血や涙目、腫れた感じなどです。また花粉症やダニ、ペットアレルギーなどの目の症状にも有効です。

ハウスダスト、動物の毛、カビなどによる通年性アレルギーにも効果を発揮します。ただし感染症由来の目の症状に対しては効果がないため注意が必要です。感染症由来の目の症状には感染症にあった点眼薬を使用してください。

本薬は主に症状が出た後の緩和を目的としています。そのため、予防を目的として使用されることは基本的にはありません。ただし、アレルゲン曝露が予想される場合、症状が出始めた段階での早期使用が推奨されることもあります。

通常、点眼後数分以内に充血の改善が見られ、かゆみの緩和効果も比較的早くあらわれます。完全な効果実感には数回の使用が必要な場合もあります。

通常は1日2～4回点眼します。症状の重さに応じて医師または薬剤師の指示を受け、使用回数を調整してください。過度に使用することで副作用のリスクを高めるため適切な使用回数を守ってご使用ください。

はい、併用可能です。ただし、異なる目薬を使う場合は点眼の間に最低5～10分の間隔を空けることが推奨されています。また、治療薬の使用順序にも注意が必要な場合があるため、複数の点眼薬を用いる場合は事前に医師に確認するようにしてください。

ソフトコンタクトレンズ装着中は使用を避けてください。使用する場合は点眼前にレンズを外し、点眼後15分以上経過してから再装着してください。

数回点眼しても症状改善が見られない場合は、自己判断で使用を続けず、医師に相談してください。症状の原因が異なる可能性も考慮されます。

テトラヒドロゾリンの血管収縮作用により、長期使用で「リバウンド性充血（使用中止後の悪化）」が起こることがあるため、短期間の使用が推奨されます。

点眼直後に一時的な視界のぼやけが生じることがあります。運転や危険な作業は視界が回復するまで避けるべきです。長時間続く場合は医師に相談してください。

妊娠中や授乳中の使用は原則慎重に行うべきです。使用前に必ず医師と相談し、必要最小限の使用にとどめることが求められます。

使用前に医師に相談するようにしてください。これは配合成分に血管収縮作用があるためです。そのため、高血圧や心疾患を持つ方は使用前に使用ができるかどうかを確認した上で使用してください。