セロフロ

いずれも気管支喘息に対して効果を発揮します。セロフロは長期使用で発作や症状を予防するのに対し、他の吸入薬では発作の改善に使うものや、発作の改善と予防どちらにも使えるものがあります。

いいえ、セロフロには喘息発作を改善する作用はありません。あくまでも日常的に使用することで症状や発作を予防したりするために用いられます。そのため、発作を改善する場合には使用しないでください。

はい、慢性閉塞性肺疾患に対しても効果を発揮します。吸入することで慢性閉塞性肺疾患の症状である息切れを軽減したりQOLを向上したりする効果が期待できます。

吸入回数を増やしても効果が高まることはありません。逆に副作用のリスクを高めてしまうことになるため、適切な吸引方法を守ったうえで使用するようにしてください。

必ず吸入後にうがいしてください。うがいによって口腔カンジダ症などの副作用を予防するのに役立ちます​。うがいを怠ることで副作用が出てしまうと、治療などの手間がかかってしまうので忘れないようにしましょう。

食事は影響しないと考えられているため、気にする必要はありません。そのため、朝と夕方の食前か食後どちらか好きなタイミングで服用しましょう。毎日の吸引習慣をつけるために、バラバラではなく食前か食後どちらかに揃える方がよいでしょう。

1日2回の吸引が必要です。吸引するタイミングは基本的に朝と夕方の決まった時間となっています。1回に吸引する回数は2回となっているので吸引する回数を間違えないようにしましょう。

思い出したらできるだけ早く吸入し、次回は通常通りに戻します。ただし、次に吸引するタイミングが近かったりする場合は忘れた分はスキップしてください。その後の吸引タイミングで1回分を吸引します。

はい、安定している場合でも治療を継続する必要があります。継続して使用することで再び症状が憎悪するのを防止するので、自己判断で使用を中止したりすることはしないでください。

持病がある場合、セロフロを吸引することで症状が悪化する可能性があります。注意が必要となる持病にはさまざまな種類があるため、持病がある場合は事前に吸引しても問題がないか確認してください。

血清カリウム値低下やアナフィラキシーなどの重篤な副作用には注意が必要です。これらの副作用があらわれた場合はすみやかに医療機関を受診するようにしてください。

妊娠している場合の使用はできる限り避けてください。これは、ステロイド薬は動物実験にて催奇性が確認されているためです。ただし、治療の有益性が危険性を上回ると判断された場合は使用するようにしてください。