エスゾピック

異なるものです。医師から処方される睡眠薬は「睡眠導入剤」と呼ばれ、市販薬は「睡眠改善薬」と呼ばれています。睡眠改善薬は睡眠導入剤に比べて緩やかに作用するため、一時的な睡眠障害に使用されることが多いです。

中途覚醒の回数や時間を減らす効果があり、途中で目覚めにくくなるという報告があります。眠りの維持がむずかしい人にも使われています。

はい、総睡眠時間が長くなる効果があるため、結果的に朝までぐっすり眠れる可能性が高まります。睡眠が浅くて疲れが取れない方にも向いています。

期待できます。エスゾピックを用いた臨床では睡眠の深さや満足感が改善したという結果が出ています。そのため、睡眠時間が同じでも「よく眠れた」と質の高い睡眠ができたと感じる人は多いです。

効果が高くなることはありません。一方で副作用のリスクが高くなったり、強く副作用があらわれてしまう可能性があるので、適切な用法用量を守って服用することが何よりも大切です。

寝る直前に1回だけ飲みます。成人では2mg、高齢者では1mgから始めることが多く、症状に応じて調整されます。食後に飲むと効き目が弱くなることがあるため、空腹時や食直後を避けるのがポイントです。飲んだあとはすぐに布団に入るようにしましょう。

問題になる場合があります。食後すぐにエスゾピックを飲むと成分の吸収が遅れてしまい、効果が出にくくなることがあります。そのため、エスゾピックはできるだけ空腹時や夕食後から時間を空けて飲むようにしましょう。

1日1回の服用が基本です。そのため、2回の服用はしないようにしてください。昼寝など短時間での睡眠の場合に使うと、睡眠薬の成分が起床後も体に残って起きてからも眠気や倦怠感が出てしまう可能性があります。

問題しかありません。エスゾピックとアルコールはお互いに作用しあって、効果を強めてしまう可能性があります。その結果、副作用のリスクが高まってしまうため、エスゾピックを服用する場合は飲酒しないようにしてください。

服用後にもうろうとしたり、中途で起きたときのことを覚えていない場合があります。そのため、エスゾピックの服用後に何かしらの作業をしたりすることはせずに、速やかに就寝できる様にしましょう。

長期投与による精神的・身体的依存は強くはないとされています。しかし、乱用や急な中止で不眠になってしまう可能性はゼロではありません。長く使うときは定期的に医師と相談し、必要に応じて減量を検討します。

睡眠薬の併用は原則しないようにしてください。作用が重なることで副作用のリスクが高まってしまうことがあります。眠れたとしても起床後に眠気が残ってしまったりして事故につながる可能性もあるため、エスゾピックだけで眠れない場合は併用ではなく他の睡眠薬の使用を検討するようにしましょう。